インナーマッスルって何?鍛えたほうが良いのでしょうか?

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インナーマッスルという言葉を聞いたことはありますか?

少し前からトレーニングの世界ではよく言われるようになったと思いますが、いったいどのようなものなのでしょうか。

 

50代・60代の方たちにとってインナーマッスルを鍛える、ということがどれだけの効果があるのか考えてみたいと思います。

【インナーマッスルって何?】

 

インナーマッスルとは、身体の表層で触れることができる筋肉ではなく、身体の深層にあり比較的意識しづらい筋肉を指しています。

 

代表的なものに肩関節をまたぐ回旋筋群、いわゆるローテーターカフと言われる筋肉などが挙げられます。

棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲挙筋からなるローテーターカフは、肩関節の小さな動きや関節の安定性に影響を与えています。

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大きくて強い動きは大胸筋や広背筋といった大きなアウターマッスルが受け持ち、ローテーターカフはその強い力を安定的に発揮できるようサポートしています。

 

インナーマッスルだけを狙って鍛えることは難しいとされており、大きな関節運動を伴った強い負荷をかけるとどうしても強い力を発揮できるアウターマッスルが働いてしまうので、小さな動きに弱い負荷をかけてトレーニングするのが一般的です。

 

【インナーマッスルトレーニングの効果】

 

ではそんな小さくて弱いインナーマッスルを鍛える意味とは何なのでしょうか?

 

よく言われているのが、

 

・大きくて強いアウターマッスルを強くしていくと、強くて激しい関節運動が可能になり、その動きにインナーマッスルがついていけなくなり、故障や怪我の原因となってしまう。

 

・関節の安定性に関与するインナーマッスルを鍛えることで、その関節運動を使うスポーツのパフォーマンスが向上する。

 

・日頃意識されないインナーマッスルを鍛えることにより、代謝が上がってダイエット効果がある。

 

などといったところでしょうか。

 

しかし、近年ではこのような効果に疑問を呈している専門家も少なくありません。

 

【インナーマッスルは鍛えにくい?】

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まずインナーマッスルというのはそれほど鍛えにくいものなのでしょうか。

確かにインナーマッスルだけを動かして鍛えることは難しいといえるでしょう。普通の筋肉の使い方ではまず無理です。

 

しかし、アウターマッスルを鍛えるときにインナーマッスルを全く使っていないわけではありません。

 

ダンベルやバーベルを使ったいわゆるフリーウエイトで行うようなトレーニングであれば、関節の安定や体幹の安定は不可欠ですので、アウターもインナーも同時に協調して使われているはずです。

 

最近注目されている体幹トレーニングなどでも、インナーマッスルを鍛えていると強調する記事を見かけますが、けっしてインナーだけに特化しているトレーニングではありません。

 

体幹部のアウターマッスルを固めると同時に、より安定性を意識することでバランスよくインナーも使われているはずです。

 

実際の運動ではアウターマッスルだけ、インナーマッスルだけ、といった筋肉の使い方をすることは皆無に等しいと思われます。

 

【鍛えるべきかどうか】

 

ではインナーマッスルだけを特化して鍛えることにどれだけ意味があるのでしょうか。

上述したとおり、アウターをトレーニングするときに同時にインナーもトレーニングされているはずです。

ですからアウターだけが極端に強くなってインナーに負担をかける、ということは考えにくいと思います。

 

さらにスポーツのパフォーマンスについても、インナーだけを鍛えるために小さな動きでトレーニングするよりも、インナーも含めた複合的な動きに対する筋力を全体的にトレーニングするほうが効果的でしょう。

 

そしてインナーを鍛えて代謝が上がるというのはほぼありえません。

何度も書いていますがインナーマッスルは小さくて弱い筋肉です。そのような筋肉だけをねらって鍛えたところで代謝は上がらないでしょう。

代謝を上げたければもっと大きくて強い力が出せる筋肉を刺激しなくてはなりません。

 

あまり小さくて弱い筋肉ばかりに負荷をかけると、かえって痛めてしまうことにもなりかねません。

 

以上のことから、インナーマッスルだけを特化してトレーニングすることにはあまり大きな意味は無いかもしれません。

 

実際に、アメリカでは10年単位の追跡調査でインナーマッスルトレーニングの有用性に懐疑的な報告も出ており、近年ではあまり推奨されていないようです。

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【まとめ】

 

インナーマッスルが強くなること自体は悪いことではなく、運動にとって有利に働くことも多いでしょう。

 

しかしインナーマッスルだけを鍛えることは有効だとは言えないようです。

 

野球の投球動作や、テニスのサーブやストロークなどといった、くり返し肩関節に強い負荷がかかる特殊な動きに対しては多少の効果はあるかもしれませんが、50代・60代の方がバランスよく身体を鍛えていくために、インナーマッスルに特化したトレーニングを取り入れることはそれほど効果的とは言えないでしょう。

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