乳酸は疲労物質なのか?− 50代、60代の方向け

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50代・60代の方が学生だった頃、乳酸と言えば疲労や筋肉痛の原因とされていたと思います。

 

たくさん運動した後は筋肉が動かしにくくなり、その状態を筋肉に乳酸が溜まっていると表現していた方もいるでしょう。

 

しかし、近年の研究では乳酸は疲労の原因物質ではないというのが定説になりつつあります。

 

では乳酸とは何なのでしょう?

本当の疲労物質はほかにあるのでしょうか?

【乳酸は疲労物質ではない?】

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一昔前の運動生理学では、筋肉中の乳酸濃度が上がると収縮活動を妨げ、さらに蓄積された乳酸は筋膜の神経細胞を刺激して痛みを引き起こすとされていました。

 

運動中の血中乳酸濃度が上がるのは確かです。

しかし、運動をやめれば乳酸濃度は一気に低下して1時間もしないうちにほぼもとのレベルまで落ちていきます。

 

少なくとも翌日まで乳酸濃度が高くなければ、乳酸が筋肉痛の原因とは言い難いでしょう。

 

そして乳酸は糖質を分解してエネルギーを取り出す際に作られる物質なのですが、ある程度長時間の運動では、運動後半には優先的に使われる糖質はほぼなくなっていき、それに伴って乳酸の生産量も減っていきます。

 

しかし長時間の運動では、運動の後半になればなるほど疲労を感じませんか?

 

こうしたことからも乳酸を疲労物質と断定するには疑問を感じてしまいます。

 

疲労の乳酸原因説は随分昔の研究で、運動中の乳酸濃度だけを見て言われるようになったのです。

 

単純に運動中の血中乳酸濃度が高くなることから疲労の原因とされたのですが、運動による反応で増加や減少をする物質はほかにもあります。

 

身体が疲労を感じているときに、たまたま目立つ形で乳酸濃度が高かったということから、乳酸がやり玉に挙がったに過ぎないのです。

 

【乳酸はエネルギー源?】

 

40176155_lでは乳酸の役割とは何なのでしょう。

乳酸は糖質をエネルギー源として利用する反応の副産物として発生します。

 

このことからも乳酸は糖質分解の途中で生じる老廃物のような印象を受けてしまいがちですが、決していらないものではありません。

 

有酸素性のエネルギー代謝では乳酸自体がエネルギー源として利用されます。

高強度の運動をした後に心筋や遅筋繊維でエネルギー源として使われ、疲労の回復にも役立っているのです。

 

筋肉を疲労させて収縮運動を阻害するとされていましたが、これも逆です。

筋肉の収縮は細胞内外のカリウムやナトリウムといったイオン濃度を変化させることによって行われるのですが、疲労によって崩れたイオンバランスを乳酸の存在が整えてくれることによって筋収縮の持続が可能になっているのです。

 

平たくいうと、乳酸は筋肉を持続的に収縮させるのに役立っているというわけです。

 

乳酸は最終的に糖に再合成されるか、水と二酸化炭素に分解されるかですので、疲労とは関係のない物質なのです。

 

長い間とんだ濡れ衣を着せられていたということです。

 

【疲労物質「FF」】

 

それでは実際の疲労の原因は何なのでしょう。

現在はFF(ファティーグ・ファクター)といわれるタンパク質が本当の疲労物質として注目を浴びています。

 

このFFは肉体的な疲労だけでなく精神的な疲労でも発生することがわかっています。

肉体的・精神的なストレスによって発生した活性酸素が細胞を酸化させるときにFFも発生し、脳へ疲労の信号を送り込むのです。

 

活性酸素は本来強力な殺菌作用で細胞を保護しているのですが、量が増えすぎるとその酸化力が強力すぎるゆえに細胞を傷めつけてしまいます。

 

最近では老化や病気の原因として活性酸素の名を聞くことは多いのではないでしょうか。

 

この活性酸素が多く発生するとFFも多く発生し、疲労を感じさせて身体を休ませるように促しているのかもしれません。

 

【疲労を回復させる物質とは?】

 

疲労物質FFが発生すると、われわれの身体はFR(ファティーグ・リカバー・ファクター)という疲労回復物質も同時に発生させる仕組みになっています。

 

FRは傷ついた細胞を修復し、疲労を回復させるよう促してくれる物質です。

 

FFが発生してもしばらくすればFRの働きによって疲労は回復するのが普通です。

 

しかし年齢とともにFRの生産能力が衰え、慢性的な疲労を抱える人も少なくありません。

 

FRはFFと同時に発生しますので、疲れているからといって何もせずにごろごろしていても疲労回復物質は発生してくれません。

 

軽い運動で体に刺激を加えFFと同時にFRを発生させて、そのあとはしっかりと休むようにしましょう。

 

そうすることでFFの発生をできるだけ抑え、FRを働かすことができるようになるでしょう。

 

さらにFRの生産を促すイミダゾールジペプチドというアミノ酸を含むもの食べるとより効果的でしょう。

 

鳥の胸肉やマグロやカツオといった回遊魚などの、長時間動き続けることができる筋肉の中に多く含まれています。

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【まとめ】

 

年齢とともに疲れやすくなるのは乳酸のせいではなく、FFの発生とFRの生産能力の低下が一因となっているようです。

 

バランスの良い食事で栄養を補給し、効果的なトレーニングで筋力の維持とともにFRを生産しやすい体を作っていきましょう。

 

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