
年齢とともに現れやすくなる膝の痛み
特に何も変わったことをした覚えはないのに、いつの間にか痛みが出るようになったという方もおられるのでは?
どうして膝が痛くなるのでしょう?
膝の関節の仕組みや痛みが起こるメカニズムなどを簡単にご紹介しましょう。
【膝関節の構造と働き】
膝の関節は大腿骨、脛骨、膝蓋骨の3つの骨で形成されています。
中でもメインとなっているのは大腿脛骨関節です。
平らな脛骨の頭の上に丸い大腿骨の先端が乗っかる形になっており、可動域は大きくとれますが、関節面の形状でいうと比較的安定の悪い関節です。
そのため半月板や前後左右にはしる靭帯などで補強、補完され不安定な動きを制御しています。
関節全体は関節包といわれる袋状の組織で覆われ、更にその内側を滑膜という膜が覆っています。
滑膜からは滑液という潤滑油のようなものを分泌して、なめらかな関節の動きを実現しています。
関節面の骨は弾力のある軟骨に覆われて、骨と骨が直接ぶつからないようにクッションの役割をしています。
膝蓋骨(膝のお皿)は大腿骨と関節を構成し、膝の関節を外力から守るとともに、滑車のような役割で大腿四頭筋の筋力を補助して、膝を伸ばす力を増大させています。
【膝が痛む原因】
スポーツなどによる外傷や障害、使いすぎ、負荷のかけすぎや病気など、膝に痛みが出る理由は一つではありません。
中でも加齢とともに発生しやすくなる痛みは「変形性膝関節症」によるものが多いと言われています。
・変形性膝関節症
筋力の低下や関節の組織の老化などによって関節内の隙間を維持することが困難になり、軟骨がすり減ったり欠けたりしてしまいます。
それによって発生した軟骨のかけらなどが関節内を漂って滑膜を刺激します。
その刺激に反応して免疫が働き、白血球などが軟骨のかけらを除去するためにたくさん分泌され、そのため関節内に炎症がおき痛みが発生します。
さらにそれが進行すると関節面に変形を伴い、軟骨はすり減って関節内の隙間は減り、関節の動きは小さくなっていきます。
滑膜が刺激され滑液が過剰に分泌されることで関節水症、いわゆる「膝に水が溜まる」という現象を引き起こします。
最終的には軟骨は完全になくなり、骨同士がぶつかって変形、表面は骨棘といわれる棘状になって強い痛みと運動制限が発生してしまいます。
【膝痛の対処法】
変形の度合い、炎症や痛みの出方などによって対処法は変わってきます。
まずは状況を知るためにも整形外科を受診しましょう。
変形が少なく、痛みや運動制限もそれほど強くなければ、炎症に注意しながら少しずつ動かして症状の進行を防ぎましょう。
できれば大腿四頭筋の筋力も強化していきたいところですが、無理をすると症状を悪化させかねませんので、トレーニングは専門家の指示を仰ぐのが良いと思います。
関節水症などの症状がある場合はヒアルロン酸やコンドロイチンなどの薬を関節内に注入することもあります。
こうなってくると医師の判断や指示が頼りです。
骨の変形や破壊が進行している場合は手術の適応となるでしょう。
いずれにしても自分だけで判断せず、医師の判断を仰ぎましょう。
【予防するには】
出来れば痛みが出る前に予防したいですよね。
ある程度組織の老化は防げないかもしれませんが、膝周辺の柔軟性と筋力の強化はトレーニングすることで十分に実現可能です。
そすることで関節内の隙間が保持され、程よい刺激が関節内の血行を上げ、関節の各組織を常に健康な状態に保ってくれるでしょう。
支える力を強くすると同時に、かかる負担も軽減するべきです。
体重を増やしすぎないように注意いてください。
体重を軽くすることで膝にかかる負担は大きく減らすことが出来ます。
食生活や生活習慣にも気を配り、適度に身体を動かすことで、痛みなく動かしやすい体をいつまでもキープすることは可能です。
できるだけ症状が出ていない、もしくは軽いうちに早めの対処を心がけましょう。
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